膵臓がんと告知されたら PDF Print E-mail
Written by Administrator   
Monday, 27 April 2009 02:20

■膵臓がんと告知されたら

膵臓がんと告知された後、最善な治療を受けるためには、情報と情熱が必要だと言われています。ここでは、パンキャンでは、患者さんとご家族が前向きに治療を受けることができるよう、必要とされる情報をわかりやすい形で、テレビを見るようなビデオ講座として提供しています。これから治療を受ける患者さんとそのご家族に最低限知っていただきたい情報を網羅していますので、ぜひご覧ください。

ご自宅で、時間のあるときに、理解できるまで、何回でもご覧いただくことができます。その結果として、副作用への対処方法・セルフケアならびに抗がん剤治療の基礎知識についての理解が深まり、担当医の先生ならびに医療チームの皆さんとのコミュニケーションがとりやすくなり、患者さんを中心にすえた医療チームにしっかり応援してもらいながら、すい臓がんの治療に取組むことができるようになればとパンキャンは願っています。

 

STEP1: オリエンテーションを受けよう

膵臓がんと告知されたら、患者さんとご家族は、膵臓がんと治療の概要について説明しているオリエンテーション(ビデオ)を受講してください。

    ビデオ講座:「膵臓がんと告知されたら」 杏林大学医学部腫瘍内科教授 古瀬純司先生

 

■膵臓がんとは、膵臓にできるがんのことです。

膵臓は、腹部に位置する、長さ15㎝ほど、厚さ2㎝ほどの小さな器官です。胃の裏側にあり、胃・十二指腸・肝臓など主要な臓器に囲まれ、平べったい形をしています。

■膵臓の構造
膵臓は3つの部分から成っています。

 ・頭部(とうぶ)  ・・・膵臓の端の広い部分
 ・体部(たいぶ) ・・・膵臓の真ん中の部分
 ・尾部(びぶ)   ・・・膵臓の端の狭い部分

   ビデオ講座: 「膵臓がんはどうしてできるのか」 東京女子医科大学IREIIMS教授 古川徹先生

■膵臓がんの症状

残念ながら、膵がんには、その特徴となる特有の症状はありません。がんが進行し、それがはっきりとわかるまで、なかなか気づかないことが多いのが特徴です。膵臓がんが頭部にできると、頭部にある 胆管(たんかん)をふさぐために胆管をとおる胆汁は行き場所がなくなり、血流に流れこむため、閉塞性黄疸(へいそくせいおうだん)を引き起こします。また、膵臓は腹腔神経叢(ふくくうしんけいそう)に接しており、すい臓がんが進行する際に、この神経叢に入り込むことで、神経に関する痛み―腹痛、背部痛が強く現れることがあります。通常型の膵臓がんの初期にみられる症状には、次のようなものが挙げられます。

 ・腹痛 32.0%
 ・黄疸(おうだん) 18.0%
 ・糖尿病の増悪 6.3%
 ・腰背部痛 6.3%
 ・食思不振 6.1%
 ・全身倦怠 4.0%
 ・体重減少 4.0%
 ・嘔吐(おうと)1.8%
 ・腫瘤(しゅりゅう) 0.8%

膵臓がんに特有の症状というものはなく、これらの症状は、一般的な疾患にも見られるものです。従って、これらの症状、もしくはそれに近い症状が出たら、「膵臓がんを念頭に置いて」検査を受けることが大切です。

 

 ■膵臓がんの診断方法

膵臓は、胃の裏側に位置するため診断するためには、通常の上腹部エコー検査に加えて、内視鏡超音波検査(EUS)、造影CT、MRCP、ERCPなどが使われます。従って、「膵臓がん」の診断方法について九州大学臨床・腫瘍外科教授の田中雅夫先生にお聞きしました。

  ビデオ講座: 「早期発見で治る膵臓がん」 九州大学臨床・腫瘍外科教授 田中雅夫先生

 

 ■膵臓がんの病期分類

膵臓がんの病期分類はその大きさ(2CM以下、2CM以上)、 膵臓におさまっているか否か、がんのひろがりと周りの主要な血管の関係、隣接するリンパ節群への転移、遠隔転移の有無などによって決まります。古瀬純司先生にお聞きしました。

   ビデオ講座: 「化学療法について」 杏林大学医学部腫瘍内科教授 古瀬純司先生

 

 

STEP2: 膵臓がんの治療法について理解しよう

■膵臓がんの治療概要

  ビデオ講座: 「膵臓がんと告知されたら」 杏林大学医学部腫瘍内科教授 古瀬純司先生

 

■外科的切除が可能な場合

病期Ⅰ~Ⅳ で遠隔転移がみられず、切除可能と言われた方は、次のビデオ講座をご覧ください。東京女子医科大学消化器外科 羽鳥隆先生に最新の外科療法について説明いただきました。

  ビデオ講座: 「外科療法について」 東京女子医科大学消化器外科講師 羽鳥隆先生

 

■外科的切除が難しい場合

病期 Ⅳ で遠隔転移のみられる方は、次のビデオ講座をご覧ください。古瀬純司先生に最新の抗がん剤治療について説明いただきました。

  ビデオ講座: 「化学療法について」 杏林大学病院腫瘍内科教授 古瀬純司先生

 

STEP3: 家族として注意すること

■膵臓がんの危険因子

膵臓がんにかかりやすい要因としては以下のものが指摘されています。

・喫煙                                 約2倍
・一部の遺伝性疾患
   慢性膵炎(すいえん)と遺伝性膵炎      4~8倍
   家族性大腸腺腫ポリポージス
   Peuts-Jeghers症候群
   家族性乳がん 
・年齢(50歳以上)
・糖尿病                               約2倍   (*)
・肥満(BMI30以上)                   約2.5倍
・飲酒                                 若干増
・家族歴(近親者がすい臓がん)        10倍以上 (**)

 

重要: 膵臓がん患者のご家族あるいは上記危険因子が複数ある方へのアドバイスについては、次のビデオ講座をご覧ください。最新の膵癌診断方法と早期発見・早期治療の成績など、ハイリスクの方へのアドバイスも含めてご講演頂きました。

  ビデオ講座: 「早期発見で治る膵臓がん」 九州大学臨床・腫瘍外科教授 田中雅夫先生

 

 

STEP4: 臨床試験に参加するには

杏林大学腫瘍内科教授の古瀬純司先生に最新の抗がん剤治療と臨床試験について説明いただきました。

 ビデオ講座: 「化学療法と臨床試験について」 杏林大学病院腫瘍内科教授 古瀬純司先生

  

 

STEP5: 疼痛医療・緩和ケアについて知っておくこと

 古瀬純司先生にがん性疼痛治療と緩和ケアについて説明いただきました。

  ビデオ講座: 「膵臓がんと告知されたら」 杏林大学病院腫瘍内科教授 古瀬純司先生

 
 
Last Updated on Sunday, 04 July 2010 23:56